部活動の新しいカタチへ

全国的に進んでいる「部活動の地域移行」。
これは、少子化による生徒数の減少や、先生方の負担軽減、そして財政面の課題に対応するための大切な改革です。

神戸市でもこの流れを受け、2026年9月から中学校の部活動を地域クラブ「KOBE◆KATSU(コベカツ)」へ完全移行する計画が進められています。
昨年度は市内の小・中学生、約3万3千人が部活動に参加し、成長の場として大切な役割を果たしてきました。


地域移行で広がる子どもたちの可能性

地域クラブに移行すると、これまでの学校や校区の枠を越えて、「やりたいこと」を自由に選べるようになります。
異なる学校や世代を超えた交流が生まれ、地域の指導者や大人たちとも深くつながれる――。
そんな環境は、子どもたちの社会性や協調性を育む絶好のチャンスです。

特に神戸市北区では、すでに6つの地域団体が登録し、サッカー・バレーボール・野球・バドミントン・卓球・空手道など、多彩な活動がスタートしています。
地域の皆さまの温かい応援が、子どもたちの笑顔を支えています。


 課題への対応も着実に

もちろん、課題もあります。
指導者や活動場所の確保、運営資金の問題、移動や家庭負担の増加…。
中には家庭の事情で参加が難しくなる子どもも出てくるかもしれません。

そこで神戸市は、財政支援の拡充や指導者育成、活動拠点の確保など、多方面からのサポートを進めています。
地域団体・NPO・保護者の皆さまと力を合わせ、すべての子どもが安心して活動できる環境づくりをめざしています。


地域とともに育む、未来の部活動

部活動は、スポーツや文化活動だけでなく、仲間と協力し合いながら心も体も成長できる大切な時間です。
これからも地域の皆さまと手を取り合い、安全で楽しい活動環境を整え、子どもたちの未来を輝かせていきたいと思います。

神戸市北区の子どもたちの輝く未来のために――。
皆さまからの温かいご意見やご質問をお待ちしています。