子どもたちがのびのびと成長できる取り組み

5月5日は「こどもの日」。
青空に泳ぐこいのぼりのように、子どもたちがのびのびと成長できるよう、大人としてできる限りのサポートを続けていきたい――そんな思いを新たにしました。

学校の暑さ対策

近年の猛暑は、学校の教室や体育館にとっても深刻な課題です。
2024年度の補正予算で「空調設備臨時交付金」が創設され、エアコン設置が全国で進められています。
それでも、体育館の設置率はまだ18.9%と低く、改善の余地は大きいのが現状です。子どもたちが安心して学べる環境を整えるため、引き続き取り組みを進めてまいります。


親子で楽しむ「ブックスタート」

小さな頃から絵本にふれることは、心の豊かさを育む大切な時間。
親子で楽しく読み聞かせを行う「ブックスタート」事業は、多くの自治体で広がっています。
ページをめくるたびに広がる世界が、親子の思い出となり、学びの芽を育てます。


心のケアをしっかりと

いじめや不登校など、子どもたちを取り巻く課題は年々複雑化しています。
全ての公立中学校にスクールカウンセラーが配置されるようになり、身近に相談できる体制が整ってきました。
これからも、一人ひとりの声に寄り添い、安心して学校生活を送れるよう支えてまいります。


高等教育の無償化へ

2025年度からは、高校授業料の実質無償化が全世帯に拡大されます。
所得制限が撤廃され、私立高校への加算や大学の給付型奨学金枠の拡大も予定されています。
経済的な理由で進学をあきらめることのない社会をめざします。


「こども家庭庁」と「こども基本法」

2022年に「こども基本法」が制定され、2023年には「こども家庭庁」が発足。
教育・福祉・医療・子育て支援が一元化され、より切れ目のないサポートが進んでいます。


ワクチンで守る子どもの健康

ポリオに加え、「ヒブ」や「小児用肺炎球菌」ワクチンが定期接種となり、子どもたちの命と健康を守る体制がさらに強化されています。


こどもたちが、安心して学び、遊び、そして未来の夢を描ける社会を――。
そのために、これからも一歩ずつ、取り組みを進めてまいります。