中道「新たな形態」決定 ― 公明党の対応と考え
中道改革連合は9月9日、中道勢力をさらに広げるための「新たな形態」について方針を決めました。中道に所属する議員は1人を除いて離党し、新たに結成する新党、または公明党へ再び結集することになります。これを受けて公明党は、中道に参画していた公明系の衆院議員を受け入れ、衆院では統一会派「中道」を結成し、次期臨時国会に向けて態勢を整えていきます。
今回の決定について、皆さまから多くのご質問をいただいていますので、ポイントをまとめてお伝えします。
なぜ立憲民主党と一緒に「中道」へ合流しなかったのか
2月の衆院選では、中道改革連合に多くの有権者の皆さまから期待と支持をお寄せいただきました。しかし、8月末に立憲民主党が「中道への組織的な合流はしない」と機関決定したことで、状況が大きく変わりました。
もともと中道の結党は、立憲・公明の3党が政策で一致することが前提でした。ところが政策協議の終盤、平和安全法制について立憲は「憲法違反との見解は変わっていない」と表明し、政策の根本で一致していないことが明らかになりました。
公明党だけが中道に合流する道も検討しましたが、その場合は立憲出身の前衆院議員が大量に離党しかねず、「中道の塊を大きくする」という本来の目的に逆行してしまいます。こうした状況を踏まえ、公明のみの合流も断念し、「新たな形態」への移行を決断しました。
期待を寄せてくださった皆さま、ご支援いただいた党員・支持者の皆さまには、心よりおわびを申し上げます。
なぜ公明系の衆院議員は公明党に戻るのか
衆参そろった政党になるという、中道結党時の前提が変化したためです。衆参の国会議員に加え、地方議員が全国にそろい、地域に根ざしたネットワークを持つ公明党の体制を整えて再起動し、そこから中道の基盤と強みを生かして、あらためて大きな中道の塊をつくっていきます。
「中道」の名は特定の政党名ではなく、志を共有するすべての会派・議員に開かれたものです。公明党は今後、中道改革の結集軸として、衆参の国会議員・地方議員とともに幅広い連携をめざします。
公明党がめざす中道政治とは
中道政治の結集軸になるという決意は、結党以来まったく揺らいでいません。「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」の理念を貫き、党改革の取り組みをさらに加速させてまいります。
昨年11月に発表した基本政策の柱――「一人ひとりの幸福を実現する持続可能な経済成長への転換」「現役世代も安心できる社会保障モデルの構築」「選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現」「現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化」「不断の政治改革と選挙制度改革」――の実現に向けて、全力で取り組んでいきます。
政党交付金の扱いについて
中道改革連合は今後、清算手続きのため国会議員1人を残して当面存続します。政党交付金は、衆院選で委託した民間事業者への印刷費・広報費などの未払い費用の支払いに充て、交付金が余った場合は国庫への返納も含めて誠意ある対応を検討します。使途の報告は法律で義務付けられており、報告書は総務省のホームページで公表されるため、透明性は確保されています。
「民意無視」との声について
比例区で1000万票以上の負託をいただいたことは、非常に重く受け止めています。その負託にお応えするには、「中道政治の実現」という国民の皆さまとの約束を守り抜くことが最も重要です。当初めざしていた3党の合流が難しくなった中で、その目的を果たすため、統一会派「中道」という新たな形で中道勢力の拡大をめざすことにいたしました。
公明党は、中道改革の結集軸として、これからも皆さまとともに歩んでまいります。引き続きご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

