夏の交通事故に、ご用心を ― 県内で死者が急増しています
先日の新聞報道で、心配なニュースを目にしました。兵庫県内で毎年夏に実施されている「交通事故防止運動」の期間中(7月15日〜24日)にもかかわらず、県内の交通事故死者数が急増しているというものです。
運動期間中にも関わらず、事故死が急増している現状
県警が1947年以降ずっと続けてきた交通事故防止運動ですが、今年は運動期間中のわずか10日間で4人もの方が交通事故で亡くなってしまいました。昨年は同じ期間中も2桁には届かなかったそうですが、今年は初めて2桁に達するペースになっているとのことです。亡くなられたのは30代から70代までの男女4人で、そのうち3件は夜間から早朝にかけて発生し、3件は歩行者が関わる事故だったそうです。
県内全体で見ても、今年に入ってから7月27日までに交通事故で亡くなった方はすでに67人にのぼります。これは昨年の同じ時期より19人も多い数字で、速報値とはいえかなり深刻な状況です。昨年は年間の死者数が初めて100人を下回ったばかりだったのですが、今年はそれを上回る勢いで増加してしまっています。
県警交通企画課によると、夏は長期休暇などで外出の機会が増えるため、歩行者が車にはねられて亡くなるケースが増えるそうです。特に、夏休み中は子どもたちが公園や友人宅へ歩いて出かける機会も増えますし、大人も帰省やレジャーで普段とは違う時間帯に外を歩くことが多くなります。車を運転する方にはスピードを抑えていただくこと、そして歩行者の方にも周囲への注意をお願いしたいとのことでした。
この夏、気をつけていただきたいこと
こういう数字を見ると、やはりこの夏は皆さんに改めて気をつけていただきたいと感じます。
まず、夜間や早朝に外出される際は、明るい色の服装を選んだり、反射材を身につけたりしていただけたらと思います。夜間から早朝にかけての事故が多く発生していますので、ちょっとした散歩や早朝のウォーキングでも油断は禁物です。
また、横断歩道を渡るときは、必ずご自身の目で左右を確認していただきたいです。歩行者が関わる事故が多発している今、「車が止まってくれるだろう」と思い込まず、自分の安全は自分でも確かめる意識を持っていただければと思います。
運転される方には、普段よりスピードを控えめにしていただきたいです。夏休みで人出が増える時期ですから、歩行者の飛び出しなどにも気を配りながら、ゆとりを持った運転を心がけていただければ幸いです。
そして何より、飲酒運転は絶対にやめていただきたいと思います。今年に入り、すでに飲酒運転による死亡事故が発生してしまっています。「少しだけなら大丈夫」という気の緩みが、取り返しのつかない結果を招くこともあるのです。
ご家族・ご近所同士でも、声を掛け合いを
交通事故は、ちょっとした注意で防げるものがほとんどです。ご家族、ご近所の方同士でも、ぜひこの夏は「事故に気をつけて」と声を掛け合っていただければと思います。特にお子さんや高齢のご家族がいらっしゃるご家庭では、出かける前のひと声が事故を防ぐきっかけになります。
私自身も、地域の交通安全対策の充実に向けて、引き続き取り組んでまいります。皆さまも、どうぞご安全にお過ごしください。